ARCHIVE  ENTRY  COMMENT  TRACKBACK  CATEGORY  RECOMMEND  LINK  PROFILE  OTHERS
<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 第一次エマージェンシー | main | ぼくの好きなひとたち >>
2009.08.29 Saturday

『神様はいない』/『片想い撲滅倶楽部』STORY、CAST、RECOMMEND紹介



『神様はいない』

愛 ★ 戦争 ★ 平和 ★ 

<STORY>

老舗の蕎麦屋・澤田屋の二階では、「受賞歴無し」「重刷無し」「トラウマ無し」の小説家・澤田キリコが打ち合わせを無視した作品を上梓しようとしていた。同じく一階では、長男である信一が新興宗教「自由の会」の勧誘を受けていた。その宗教は神様すら信じていなくていいという、あまりにもカジュアルな宗教だった。

身構えてしまうような、テロ、宗教、救い、自己表現、トラウマの飽和、愛の行方たちを、あくまで"東京の視点"でカジュアルに描き、身近まで手繰り寄せたクールでシリアスで"MU"ならではのハードボイルド。

<登場人物>

澤田キリコ(28)足利彩 ・・・B級小説家。事故に遭ってから足が悪いが屈折せず自分の小説を信じる。
君津由和(28)橋本恵一郎 ・・・ 佐久間文庫の編集者。キリコとは幼なじみで、隠れて交際している。

澤田信一(36)小林至 ・・・ オーナーである父親が死別したため、蕎麦屋『澤田屋』を継ぐ。生真面目な江戸っ子。
澤田信二(31)芦原健介 ・・・ 元戦場ボランティア。外国からアミンを連れて来た。ほぼチンピラ。
アミン(21)カトウシンスケ ・・・ 外国人留学生。ニッポン人とのハーフ。
真下裕樹(24)寺部智英 ・・・ 澤田屋のバイト。大学院生。後に@@@@@@@となる。

古河勝(32)杉木隆幸 ・・・ 商店街の会長。文具店経営。新興宗教「自由の会」広報部。
日下部幸治(30代)長谷川恵一郎 ・・・ 新興宗教「自由の会」支部長。





『片想い撲滅倶楽部』

片想い ★★★★★ ファンタジー ★★ 小島麻由美 ★★★

<STORY>

五月結婚相談所の早朝。社長である五月は、奇妙な取引で1人の女を会社で雇うことになる。それは愛でもなく、ただのプライドに過ぎなかったが、五月はその女・浮絵と出会うことで片想い撲滅に火を注ぐことになる。同じく相談所では、自殺未遂を繰り返す声優アイドルに相応しい相手を所内総動員で探していた。重度の片想いをしていて病んでいる会員を彼らは"VIP"として優遇していたのであった。

<登場人物>

五月のりこ(29) 堀川炎 ・・・ 五月結婚相談所の社長。片想いを憎み撲滅に励む。
平嶋浮絵(31) 佐々木なふみ ・・・ 天野の愛人。相談所のまどぎわ社員になり、冷遇だか優遇だか判らない存在。

弓削 治(28)川本喬介 ・・・ 職員。ストレスを日々溜め込んでいる。妻子あり。
滝岡竜司(33)浅倉洋介 ・・・ 変態部長。毒舌のお調子者だが仕事が出来るバツイチ。躁病。@@@@@@
友田日記(23)石川ユリコ ・・・ デスク担当。明るく噂好きの新卒。blogに日記を公開している。

増川六郎(27)元吉庸泰 ・・・ 客。自称・IT企業勤務。会員の中ではトップの人気。
田中望美(30)松下幸史 ・・・ 客。職業は教師。片想い暦7年。「蝉」と陰で呼ばれる。

楠の瀬ミホ(22)大久保ちか ・・・ 客。別れた恋人への思いが忘れられず自殺未遂を繰り返す、アイドル声優。
吉田日出子(40代)辻沢綾香 ・・・ ミホのマネージャー。滝岡の叔母。ミホの失恋を癒すべく相談所に駆け込む。

天野健太(42)成川知也 ・・・ 五月の元恋人。独立する前の相談所"コビット!"の社長。



【RECOMMEND】


「演劇が本来持つ"サブカルチャー"としての正しい武器は、扱える”テーマ"なんじゃないかと考えてる。テレビや映画じゃ出来ないことを劇場で。かといって、それがただ過激なだけやブラックなだけではない、とてもセンシティヴなものでありたい。

それにしてもMUでは色々やってきた。「割られたミスチルのCDが町中に散乱し大衆性を疑い」「戦争に行って来た平和団体の裏側のリアルを笑い」「心に変な穴が空いてると言い出す金持ちが、ニート同然の奴隷たちをマンションに囲い」「ネカフェ難民を越えた"トイレ難民"の誕生を描き」「ハーレム一家で新しい愛の形を提示する」など、そのテーマ達が"濃い"短篇に込められた弾丸の正体だろう。

反面、過去の作品である『ミロール』を映画化してもらった際には、純粋に喜ぶ自分も居る。テレビや映画じゃ出来ないことをやって、それがテレビや映画に伝染して欲しいというアンビバレンツな欲求もある。そう、ぼくは価値観ががぐるぐる変わって行く瞬間が見たくてしょうがないんだ。」

ハセガワアユム(MU) 本公演における所信表明より


「オザケンが、もっとロック然としていたら、髪の毛が逆立っていたりしたら、わかりやすかっただろう。が、このわかりやすくなさ、先鋭的なことをあえてファニーな立ち位置でやってのけてしまうというところにオザケンのオザケンらしさがあったのではないかとおもう。

そして、ずいぶん遠回りになったけれど、この「ファニーな先端」というアプローチは、まさにいまのMUの在り方に通ずるものがあるのではないか、と僕はそんな風におもう。」

小林タクシー(ZOKKY)
blog 『FUJI ROCK IS NOT ON Mt.FUJI.』より 



【RECOMMEND-2】

前回公演『JUMON(反転)/便所の落書き屋さん』の反響などをblogより許可を得て転載

「若手の作品ではしばしば必要以上に「悪意」が目立つというか「作為としての悪意」が鼻につくものが散見されます。ハセガワさんの作品にもネガティヴな要素、ネガティヴな事象がまちがいなく描かれていますが、それがあまり感じられません。今回の短編二作品とも決してハッピーなエンディングではない(両作ともそれを佐々木なふみさんが一身に担っている)。されどあくまでもポップ、後味も悪くない。これはつまりハセガワさんがあらゆるものに対してシンプルにポジティヴなんだからだと思います。演劇に、表現に、世の中に、そして人間に。この「影を自覚した明るさ」はとても心地よいものでした。」

高木登 (演劇ユニット「鵺的(ぬえてき)」主宰/脚本家・演出家)

「高校を中退し、便所の落書き屋となり、トイレ難民になった男の愛の物語。環境が汚かったり、設定が汚れていればいるほど、愛は美しさを増す。トイレの中でのラブシーンはこのラブシーンをやりたいためにこういう設定にしたのではと思うほど美しかった。ハセガワアユムの作品はファンタジーだと思う。ただ、それは夢や希望に溢れたファンタジーではなく、路地裏の場末のファンタジーだ。それぞれが傷つきながら、つかの間の夢を見る。アルコール度数の高い芝居だ。しかし、ときにはこういった芝居に酔いつぶれるのもいいのではないだろうか?」

手塚宏二(こりっち(株)所属・演劇コラムニスト)



東京にもグラインドハウスがあった?長篇二本同時上演 -『神様はいない』/『片想い撲滅倶楽部』(9/10-13)前売絶賛発売中 -
チケット予約フォーム →公演情報TOP →MU-web →twitter(数時間ごとにつぶやき更新)MUの裏側
前回公演『JUMON/便所』OUTOR企画TOP(セルフライナーノーツ、劇評 etc...) →MU SHOP(戯曲シナリオなど販売中)

■演劇ポータルサイト"CoRich!"に『神様はいない』『片想い撲滅倶楽部』登録中。「見たい!」の応援お待ちしています。
■セットチケット、御陰様で数量限定分完売しました!普通チケットもまだまだ良いお席ありますので、御予約お待ちしています。
『ミロール』再度、頃安監督によって映画化。前作とはまた違い、今度は僕が脚本がっつり書きました。設定も全部変更。増殖する「永遠のエピソード1」。ひとつよろしく。
本公演にチラシ折込を希望される団体の方はNEXTへお申し込みください(8/31〆切)※手折込の予定は一切ありません。
コメント
コメントする








 
この記事のトラックバックURL
トラックバック
『神様はいない』もうすぐです
MU presents double knockout LONG stories ー 東京にもグラインドハウスがあった? 長篇二本同時上演 ー 『神様はいない』/『片想い撲滅倶楽部』 2009.9.10-13 at 新宿シアターモリエール...
  • 寺部智英 のウェブサイト | tthp.jp
  • 2009/09/01 12:04 AM
Powered by
30days Album