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2010.01.13 Wednesday

[『めんどくさい人』たちの三角関係]セルフライナーノーツ


[『めんどくさい人』たちの三角関係]

[1]舞台俳優がデリボーイとして売春しているなんて世界、村山由佳のトンデモ小説の中にしかないと、週刊新潮の連載を読んでいたワタクシは、そのトンデモ小説のあまりのトンデモさに腹が立って勝手に対抗して書いたのが、この『めんどくさい人』でした。

[2]内田けんじ監督は『運命じゃない人』で、フィッシュマンズが『新しい人』なら、俺は『めんどくさい人』だろう、と勝手に位置づけして書きました。ちなみに『運命じゃない人』でも描かれる三角関係というものは、自分にとってアランドロンの映画や90年代の小さな奇跡『シューティング・フィッシュ』のように僕の中では黄金律で刻まれている。中島らも原作の傑作で、これもまた90年代の2つ目の小さな奇跡であった『Lie lie Lie』も素晴らしかったなと思い出す。これDVD出てなくて、VHSでしかも廃盤なんだよなあ。これDVD出ないかなあ。

[3]キャストは、この3人って決めてた人たちが出演します。秋澤ちゃんのカジュアルななかでの虚無感や、三嶋さんの濃いフェロモン、芝くんのナチュラルな演技で観る売春夫はリアリティもありつつどこか清涼感があって、本当にあり得そうで怖くて綺麗です。

以上が、Aヴァージョンで、Bキャストはこれがなんと全員おっさんで、すんごい濃いおっさんがおっさんを買春して、おっさん同士を取り合うドロドロのおっさんたちがガチホモで繰り広げる、俺が観たかったカオスがあります。Cヴァージョンでは、成城学園に住むマダムが、高校生を買春しては説教してるカオスです。

三角関係にちなんで、三つのキャプションを書きました。

あ、偶然、しかも三つのヴァージョンがありますね。どれも僕が観たかった世界で、俯瞰した視線だと「90年代」と「00年代」、それぞれのモードで生きている人間たちの衝突になりそうです。自殺とか達観がパフォーマンスだって事が織り込み済み過ぎて、前へも後ろへも進めなかった時代「ゼロ年代の半ば」に生まれた戯曲です。好きでもないワールドカップも盛り上がる為に話合わせて、ロックがダサイからダンスミュージックばかり聴いて、ちょうどホワイトバンドって偽善全開のものが流行して、その偽善とかも判ってて当たり前だって割り切って「ファッション」としてしまうのが普通だった、ついこの間の時代。それを反芻しながらリメイクしてます。近未来ならぬ近過去なんて言葉あるのかしら。ルルル。

text ハセガワアユム

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CAST、STORY紹介(A、B、C、3ヴァージョンありますので御参考に!)
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■やっぱりヴォーカル死んでるのにフィッシュマンズって名乗るのは無しなんじゃないかって今更思う。思うだろ?
■今週は国分寺大人倶楽部の公演にフライヤーが折込されています。リスペクト。
■小沢一郎が嫌いな人間ランキングで上位なので、今日は胸が漉く思いです。
■「さくらや」が逝ってしまった。合掌。
■全然関係ないけど、成川さんに教えてもらったこれヤバいな。MUにも通じるとこ沢山。ビバリーヒルズ晴天白書↓「先生、奥さんは居るんですか?」「童貞だ」ってやりとりヤバい(笑)

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