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2017.01.01 Sunday

「MU、新体制で四人になりました」お知らせと決意表明(2017.1.1)


MU主宰、劇作・演出のハセガワアユムです。
この度、2017年1月より、MUのメンバーが変わります。
改めまして、四人体制になります。

新たに、青木友哉、古市みみ、成川知也の3人が加わり、私ハセガワアユムを含め四人で活動致します。そして、同時期の発表で驚かれるかもしれませんが、長く苦楽を共にして来た古屋敷悠が退団致します。

まず順番にどこから話そうかなという、混み入り方なのですが、誤解のなきよう、長いテキストで恐縮ですが、じっくり話します。

古屋敷悠から触れます。

彼は俳優として活動は続けますが、もうひとつやりたいことを温めていたようで、その道にも挑戦するため退団という形になります。僕としては彼が上京して来た頃から知ってるし、僕の目に余る恥ずかしい事も、かっこつけてこれた事も、目の前で「物を創る」という過程を共有できた事も、センスを共有できていた彼がいてくれたお陰だと思ってます。時間とともに彼が俳優として成長をしてきたことも誇らしかったです。ただ、ずーーーっと僕は言い続けて来たのですが、彼は 彼で20代の輝く青春のなかにいていろんな可能性があり、まず自分があってこそのMUだということです。彼は、そのなかで新しい可能性を見つけたので、僕としては寝耳に水だったし、新しいメンバーも一緒にやっていくつもりだったので、寂しい思いをさせてしまったのも事実だけど、僕個人の感情としては、気持ちいいくらいの円満退団です。寂しくないって言ったら嘘になるし、彼は僕にとってひとまわり離れた兄弟や家族のような、そして創作においては半身のような 存在でもあったので、ただ、だからこそ彼にはその道に専念して頑張って欲しいと送り出します。みなさまもどこかで彼を見かけたら引き続き応援お願い致します。きっと驚くと思う。

そして、新しいメンバーについて。

前述と同じことを、みんなに最初に伝えたのですが、まず自分の生活や仕事や思想が基盤として成立することが大事で、それだからこそ健全に劇団活動をしようね、ということです。そう、ある意味「大人」であることが大前提で、その「大人がもう一度バンドを組む」雰囲気ってのがすごい希望があるって話をしました。僕も気づけば30代の半ばを超え、MUをはじめたときはまだ 俳優に過ぎず、ミュージシャンでもないのに27歳で死ぬことに怯え、まあ「何者でもないまま」劇団を(作劇と演出を)やらずに28歳になってしまったことが、天啓のようなものとして始めました。それから10年なんて時が過ぎ、ただただいまも強く願うのは「自分の作品はもっと多くの人に届くはず」という、もっと遠くへという気持ちのみです。天啓を、ある種の芸術にし、ある種の商売にし、人生の琴線に触れる瞬間を育むのが理想です。

そのためには、センスが共有できる強力な俳優であり、僕の作品を一緒に広めたいと思ってくれる「熱」を持つ人たちを誘いました。少しだけご紹介します。

青木友哉くんは、ここ数年MUで主役を張ってくれていて、本人は至って繊細なんだけど、MUの戯曲のひねくれ具合を押さえつつも真っ直ぐ豪快に演じてくれる、信頼をおいて「主役」をお願いできる稀有な俳優です。主役ってのはもう理屈じゃない面があって、それは作家・演出家との相性でもあり、運命だと思う。

古市みみちゃんは、もうMUのデビュー戦から一緒でこれも運命(俺はすぐ運命とか言っちゃうけど本当だよ)だと思っていて、ルックから感じる十八番の逞しい女性だけでなく、『戦争に行って来た』再再演の「反戦団体の女性」という思想や姿勢が混線してる役でも緻密につくりあげ応えてくれて、まあその混線具合が 一周してキュートで、長い付き合いがあってもいつも奥行きを感じさせてくれる女優です。

成川知也さんも、MU初期に出会ってから、気づけば好きな映画を一緒に観に行くくらいシンパシーが近いです。『MY SWEET BOOTLEG』再演で喫茶店のマスターでセクシャルが同性愛の役だったのですが、そのとき役作りで戯曲や人物造形のメカニズムを紐解くやり方が作者として涙がでるくらい嬉しくて、事実、何度も出演してくれた歴史のなかで白眉の、作者よりその役を知る、超える瞬間がありました。

御三方とも、僕と(MUと)歴史があり、出会ったばかりで「劇団やろうぜ」という熱ではなくて、キャリアのあるなかで戯曲や創作にずっとシンパシーを感じてくれて、それでも「まだまだ遠くへ」と、改めて持つ熱です。みな俳優や個人としての展望もありつつ、それがMUと重なり合う間は、その「熱」が心から欲しくてお誘いしました。

頼もしく尊敬する三人で、MUの舞台をずっと追いかけてくれてる人には、こんなにもしっくり来て胸が熱くなることはないと思います。人生は本当に険しく、演劇人生はそれ以上に魔物です。センスや思想や言葉をどんなに研ぎ澄ませても、何度もよくわからないもののまえにくじけそうになります。みんなだってあるでしょう? MUを見にきてくれる方へ「もっと劇団が大きくなったらもっと面白い事を見せてあげられる」というビジョンを持ち、邁進するつもりです。動員数を増やす、劇場規模を大きくする、というシンプルな動線に見えるでしょうが、その目に見える動線こそが大事なのです。

僕が新しいメンバーに求め、秘めていて着火した熱は、観客のなかにも確実にある熱だと信じています。きっと、それをより求めていくことになるでしょう。

ちなみに次回公演は、2017年の5月に待ち構えており、こちらも既にコンセプト的は挑戦を開始し、MUとしてグーーーっと攻めています。

新しいメンバーになり、新しい気持ちのなかで、より力強く公演を行なっていきますので、どうぞ、どうぞよろしくお願い致します。

メンバーと、あなたと、僕と、この熱を共有出来ればと、強く思います。

MU主宰・ハセガワアユム

 

http://www.mu-web.net/

 


 

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